6 信州教育と石井鶴三

 

信州教育に芸術と人格を通してきわめて大きな影響力を与える。

  • 上小彫塑研究会(大正13年~昭和45年)  毎夏指導
  • 長野絵画講習会(昭和12年~昭和33年)
  • 木曽  「木曾馬」  「藤村像」の制作
  • 長野県下各地区での児童生徒作品展講師
  • 彫塑研究会、絵画講習会で講習生と共に制作する中で、

「やる以上は本格にやらなければならない」

「芸術は感動から生まれる。感動を豊かにする人間修行である。」

「芸術は、まず生活を正しく美しいものにすることである。美術は生活が基礎である。」

と語り、自ら芸術修行、生活修行を貫きました。

それは、鶴三が所属する日本美術院の研究のあり方の一つ

「日本美術院は自由研究を主とする。故に教師なし先輩有り、教習なし研究 有り。」

の実践でした。

児童生徒作品展では、「気韻生動」を作品の中に求めました。そして、どの子どもの絵の中にもその良さを見つけるように時間をかけて見取るようにしました。

常に自ら「本格」を目指して追求している姿は、そこに学ぶ者たちに深い感動を与えました。鶴三を師として学ぶ者たちは、長野県下に おいてそれぞれ教育に当たり、芸術の上だけでなく、多方面において大きな影響を与えました。